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Linuxでパッケージアップデート後に再起動が必要なプロセスを確認する方法

投稿日:2018年1月12日 更新日:

概要

Linuxでパッケージをアップデートしたあとにプロセスを再起動しないといかないものがあります。
例えば、openssl をアップデートしたあとは、Apache のプロセスを再起動するということが必要になります。

サーバマシン自体をリブートしてしまうのが手っ取り早いとは思いますが、
冗長化していようと、サービスを提供しているサーバではそうそうリブートすることは難しいと思います。

そんなとき最小限かつ、しっかりと必要なプロセスを再起動する方法をご紹介したいと思います。

解決方法

Debian系

上記は ubuntu (Debian系)における確認方法です。 ※Ubuntu 16.04.3 LTS を使用しています
丁寧に再起動方法も記載されています。

Redhat系

上記は CentOS (Redhat系)における確認方法です。 ※ CentOS 7 を使用しています。
needs-restarting コマンドには、sオプションというものがあります。
man コマンドで見てみると、「List the affected systemd services only.」と書かれています。
つまり、sオプションを使用すると 再起動が必要なプロセスのうち、systemd で管理されているサービスのみを表示できます。
逆に service で管理されている場合は sオプションをつけると見ることができないということになります。

また、rオプションをつけるとサーバ(OS)のリブートが必要なプロセスが出てくるためそちらも確認すると良いと思います。
カーネルのアップデートになると思うので気づくと思いますが大量にアップデートがかかった場合見落とすこともあるので確認したほうがいいです。

 

最後に

特にセキュリティ関連でパッケージのアップデートを行うことが多いと思います。
しかし、パッケージのアップデートをしたからといってプロセスの再起動を行わないと反映されていない状態となり問題は解決されません。
今回紹介したcheckrestartコマンドneeds-restartingコマンドを使用して安全なサーバ運用を行っていただければと思います。

 

 

 

 

 

 

 

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